2012年7月12日

2012 夏の節電策

今年夏の天候長期予測では、関東地方は平年並み、関西は例年より暑いとのことです。関西電力管内では、大飯原発が再稼働し、節電目標を15%減から10%減に改訂されました。東京電力管内では、節電の目標数値が提示されていませんが、昨年3.11以来節電意識は高まっており、電力需要は一昨年比では、今年も10%以上になると期待します。火力発電に頼っている現在の電力供給体制では、CO2抑制のためには、電力需要の可能な限りの低減が望まれます。

昨年東京電力管内では、東日本震災後の福島第一原発事故後、計画停電、電力使用制限令の発令など緊急の節電が待ったなしの事態となったこと、記憶に新しいところです。15%の節電目標に対し、結果、大口契約では、27%減、小口契約では、19%減、家庭で11%減を達成しました。従来不可能と言われていた節電が、予想を上回ったのです。今回の教訓で、電力はいつでも好きなだけ使えるのではなく、必要な分だけ使うということを意識するようになりました。今後は省エネタイプの電気製品への更新など電力需要のピーク低減が進めば、さらに15%程度、一昨年比では、30%程度の節電が可能なのではないでしょうか。この30%という数値は、原発依存度と同レベルです。

再生可能エネルギーへの期待が高まりますが、2011年、漸く電力供給量の1%を超えたところで、まだ普及への第一歩を踏み出したところです。再生可能エネルギーは、小規模分散型なので、数を増やすことが肝要です。小さな電力が一つひとつ積み重ねられることによって大きな力になります。これは、節電にも通ずるものではないでしょうか。火力発電に頼る現状からの一刻でも早い脱皮が望まれます。

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