2013年10月31日

気候に対する人の影響は明らか (IPCC第5次報告書から)

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、第5次評価報告書を発表  (IPCCプレスリリース 13-068-J 2013年10月01日)

台風26号は、伊豆大島はじめ大きな被害を及ぼしました。27号・28号も引き続き日本直撃が予想されましたが、幸いにも進路が逸れ、大事に至らず良かったですね。今年は、台風の当たり年のようですが、大型で発達した「スーパー台風」という表現もされました。温暖化がどのような影響を及ぼすのか明確な答えはまだ出ていませんが、海面温度の上昇が観測されていて、大型台風が起きやすい要因のひとつとなっているようです。

先人が繁栄を目指して築き上げてきた技術・文明を我々は謳歌していますが、将来世代にどう繋げられるのか、真剣に考えなければならないと思います。あまりにも壮大で、どう解決できるか、途方もない課題ですが、気付いた我々が今、できる事から行動を始めなければならないのではないでしょうか。人類の英知が試されている21世紀だと、強く思います。

以下、IPCC第5次報告書からの」抜粋です。

~気候システムに人が影響を与えていることは明らかだとしたうえで、この事実が世界のほとんどの地域ではっきりと表れていると結論づけました。 そして、

~同じく第1作業部会のトーマス・シュトッカー共同議長は、次のように述べています。「温室効果ガスの排出が続けば、さらなる温暖化と、気候システム全要素の変化が生じるでしょう。気候変動を抑えるためには、温室効果ガス排出量の大幅かつ持続的な削減が必要です」

~20世紀中頃から観測されている地球温暖化の主因は、人の影響にある可能性が極めて高まっています。観測の量的、質的改善と、気候システムの反応に対する理解や気候モデルの向上によって、その証拠はますます固まりつつあります。

気候システムが温暖化していることは疑いのない事実であり、1950年以来、気候システム全体で過去数十年から数百年の間に見られていない変化が多く生じるようになっています。IPCCメンバー国政府が27日、スウェーデンのストックホルムで承認したIPCC第1作業部会評価報告書『気候変動2013:自然科学的根拠』の政策決定者向け要約によると、過去30年間を10年ごとに区切ってみても、1850年以来のどの10年間よりも地球の平均気温が高い状態が続いています。

~「海洋が暖まり、氷河や氷床が減少するに中で、地球の平均海水面は、過去40年間の経験よりもさらに早いペースで上昇し続けるでしょう」秦大河共同議長はこのように語っています。評価報告書によると、海洋の温暖化は、気候システムに蓄えられたエネルギー増大分の大半を反映しており、1971年から2010年にかけて蓄積されたエネルギーの90%以上を占めています。

トーマス・シュトッカー共同議長は次のように結論づけています。「私たちの過去、現在、そして将来予測されるCO2排出の結果、私たちはすでに気候変動を避けられない状態にあり、仮にCO2の排出がストップしたとしても、その影響は数世紀にわたって続くことになります」

国際連合広報センターのプレスリリース。http://www.unic.or.jp/news_press/info/4831/